【情報収集】ウズベキスタン共和国

基本情報

正式名称ウズベキスタン共和国(Oʻzbekiston Respublikasi)
政体共和国
首都タシュケント(Toshkent)
面積約 447,400 km²(日本の約1.2倍)
人口約 3,500万人(2024年時点)
民族構成約83% ウズベク人、ロシア人、タジク人、カザフ人、カラカルパク人など
公用語(言語)ウズベク語(ラテン文字表記が標準)
※ロシア語も広く使用されている
宗教分布イスラム教スンニ派(90%以上)、キリスト教(ロシア正教会など)、無宗教
GDP
一人あたり
PPP(一人あたり)
約600億 USD(約日本の70分の1)
約1,700 USD(約日本の20分の1)
約8,500 USD(約日本の5分の1)
平均年収(中央値)推定3000 USD(2000 USD)
主要産業農業26, 鉱業33(天然ガス、金、ウラン), サービス業41
通貨ウズベキスタン・スム(UZS)

国名の意味としては、ウズベク族の国。ウズベク(Oʻzbek)はウズベク族というトルコ系の民族名で歴史的には「独立した人」「支配者の民族」といった意味があるとされる。スタン(-stan)はペルシア語由来の接尾辞で、「〜の土地」や「〜の国」を意味する。
ウズベキスタンは、元々ペルシア系の王朝に支配されていた(ソグトという属州として)がその後なんやかんやあってウズベク系が支配層になった。
その後ソ連の元に下り言語や宗教は制限される。今イスラム教だが制約が緩いのは、ソ連時代の影響もあるのだと思う。

都市ごとの観光

タシュケント

ハズラティ・イマーム広場(Hazrati Imam Complex)

ウズベキスタンで最も重要なイスラム教の宗教施設群。世界最古のコーラン写本がある「ティリコリ・コーラン・マドラサ」も見どころ

チョルスー・バザール(Chorsu Bazaar)

活気ある伝統市場。地元の野菜・果物・スパイス、手工芸品が並ぶ。

タシュケント地下鉄

美しい装飾が施された駅が多く、観光名所としても人気。

アミール・ティムール広場(Amir Timur Square)

タシュケントの中心部にある広場。ティムール(ティムール朝の征服者)の騎馬像がある。

ウズベク民俗博物館(Uzbekistan Museum of Applied Arts)

手工芸品や伝統的な織物、陶芸品など展示。美しい庭園も楽しめる。

ティムール博物館(Museum of Amir Timur)

ティムールの生涯や征服の歴史を紹介。

カスル・アルスラン古代遺跡

タシュケント近郊の考古学的遺跡。古代ソグド文明の痕跡が見られる。
ソグト文明:ペルシア王朝の属州のソグト文化圏のこと。シルクロードの主要な交易都市群を抱え、サマルカンドやパンジケントなどが中心地。シルクロード交易の要衝として東西交易を支え、商人たちが広範囲に活躍。ソグト人は優れた商人・金融業者として知られ、中国やペルシャ、インド、ローマ(ビザンツ)まで交易活動を行った。多言語・多文化を融合し、ペルシア語系の言語を話し、ゾロアスター教や仏教、後にイスラム教など複数の宗教が混在した。

イスラム文化センター(Islamic Cultural Center)

モダンな建築と礼拝所。平和と文化交流の場。

サマルカンド

レギスタン広場(Registan Square)

3つのマドラサ(神学校)が並ぶ。夜のライトアップも幻想的。

  • ウルグベク・マドラサ
  • シールダール・マドラサ(虎のモザイクが特徴)
  • ティラカリ・マドラサ(金色装飾が見どころ)

グーリ・アミール廟(Gur-e-Amir)

ティムール(タメルラン)の霊廟。

ティムール(Timur、1336年頃〜1405年)は、中央アジア出身の歴史的な征服者で、「タメルラン(Tamerlane)」とも呼ばれる。広大な帝国を築き、ペルシャ・インド・ロシア南部・中東の一部まで支配した。芸術や建築を奨励し、サマルカンドを壮麗な都に整備。

美しいドームと内部装飾、歴史的重みを感じられる。シャフルサブスと並ぶティムールゆかりの場所。

ビビハニム・モスク(Bibi-Khanym Mosque)

ティムールが建設させた巨大モスク。壮大なスケールだが、後世に部分崩壊 → 一部修復中。近くにビビハニムバザールがあり、地元の雰囲気も味わえる。

シャーヒ・ズィンダ霊廟群(Shah-i-Zinda)

青タイルが美しい霊廟の回廊群。ティムールの親族・聖人の墓が並ぶ。神秘的な雰囲気があり、装飾は圧巻。

ウルグベク天文台跡(Ulugh Beg Observatory)

天文学者としても有名なウルグベクが作った観測所。15世紀の巨大なセクスタントが残る。歴史と科学に興味ある人には特におすすめ。

ブハラ

旧市街散策(リヤズ庭園周辺)

ユネスコ世界遺産にも登録された旧市街は迷路のような路地と美しいイスラム建築の宝庫。聖者の廟や伝統的なバザールなどが点在。

カリ・アン・モスク(Kalon Mosque)とカリ・アン・ミナレット(Kalon Minaret)

ブハラ最大のモスクで今も礼拝に使われている。ミナレットは「悲鳴の塔」とも呼ばれ、遠くからでも見える街のシンボル。

イスマイール・サマニ廟(Ismail Samani Mausoleum)

ブハラ最古の保存状態の良い建築物。細かいレンガ装飾が見事で、中央アジア建築の傑作とされる。

イスマイール・イブン・アフマド・サマニ(Ismail ibn Ahmad Saman(9〜10世紀(在位:892年〜907年頃)), サマニ朝の初代君主。サマニ朝(875年〜999年)を築き、イラン系のペルシャ文化を復興させた。中央アジアにおけるイスラム文明の拠点を形成し、ペルシャ語文化の発展に大きく寄与。経済や文化を振興し、地域の安定をもたらした。

アルク城(Ark Fortress)

かつての王宮で、城壁に囲まれた巨大な要塞。現在は博物館になっており、歴史資料や王の住居などを見学できる。

リギスタン・バザール(Lyabi Hauz Ensemble)

池を中心とした美しい広場で、カフェや茶屋が並ぶ憩いの場。周辺にはマドラサ(神学校)もあり、昼も夜も散歩におすすめ。

ヒヴァ

イチャン・カラ(Itchan Kala)

ヒヴァの旧市街で、ユネスコ世界遺産にも登録。城壁に囲まれたコンパクトなエリアで、主要な史跡が徒歩圏内にまとまっている。

クフナ・アルク(Kuhna Ark)

王宮の跡地で、展示室やミナレットなどがある。城壁の上に登って旧市街を一望できるスポット。

ミナレット・イスラーム・ホジャ(Islam Khodja Minaret)

ヒヴァで最も高いミナレット(約57m)。階段で登ると旧市街が360度見渡せる。

ジュマ・モスク(Juma Mosque)

214本の木製柱が並ぶユニークなモスク。静かな祈りの空間を体感できる。

パルヴァーン・マフムド廟(Palvan Mahmud Mausoleum)

歴史的な霊廟で美しい装飾が見られる。

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